2022年2月15日(火)の14時頃から、「楽天ブロードバンド」のメールアドレスでSSL(暗号化)設定をしていないと送受信できなくなりました。

去年から「重要なお知らせ」として周知されていましたが、実際に規制が始まると「突然メールが使えなくなった！」というトラブルが各地で発生しているようです。

そのため、今回は「SSL(暗号化)」「楽天ブロードバンドのメール設定」を説明していきたいと思います。

メールの「SSL(暗号化)」ってなに？

まず「SSL」について説明します。SSLは略語で、正式名称は「Secure Sockets Layer」といいます。

「SSL」はインターネットのデータを暗号化する方法の一つです。

データを暗号化しないと、通信途中で悪意ある第三者に通信内容を見られてしまい、情報が盗まれる危険性があります。

情報が盗まれると、「なりすましメールの被害に遭う」「個人情報が流出、悪用される」など考えただけでもゾッとする事態が起きるリスクがあります。

SSLの設定を行うことで、通信内容を盗み見られたとしても暗号化されているので安心して利用できます。

そのため、メールでSSL設定を行うことは必須と言えます。

今回規制対象となる楽天ブロードバンドのメールアドレス一覧

■ 以下のいずれかが含まれるメールアドレスが規制対象です

@gol.com

@r.***sannet.ne.jp

@r.***.inet-osaka.or.jp

引用：楽天ブロードバンド（更新）メールサービスのセキュリティ強化に関するご案内（2022年1月17日更新）https://broadband.rakuten.co.jp/news/2021/info_20210121_01.html

SSL設定の方法(Windows Live Mailの場合)

SSL設定の方法については、楽天ブロードバンドのサイトで詳しく説明されています。

楽天ブロードバンド（更新）メールサービスのセキュリティ強化に関するご案内（2022年1月17日更新）： https://broadband.rakuten.co.jp/news/2021/info_20210121_01.html

サポートが終了している「Windows Live Mail」は説明がないため、当サイトでは「Windows Live Mail」のSSL設定変更方法を説明します。

まず左上の「ファイル」をクリックして、「オプション」をクリックします。

右側にオプションメニューが表示されるので「電子メールアカウント」をクリックします。

そうするとアカウントの一覧が表示されるので、「@gol.com」のメールを選択して「プロパティ」をクリックします。

「アカウントのプロパティ」が表示されたら、上のタブから「サーバー」をクリックします。

受信メールサーバーの種類が「POP」「IMAP」どちらになっているか確認します。ポート番号で必要になってきます。

受信メールは「popmail.gol.com」

送信メールは「mail.gol.com」と入力します。

受信メールサーバーのユーザー名は「メールアドレス(@gol.com含む)」をそのまま入力します。

ユーザー名に「@gol.com」が入っていなくてエラーが発生するというトラブルはよく聞くので、注意しましょう。

送信メールサーバーの「このサーバーは認証が必要」にチェックがついていることを確認して、「設定」をクリックします。

「送信メールサーバーの設定」が表示されたら、「受信メールサーバーと同じ設定を使用する」を選択して「OK」をクリックします。

そしたら今度は上のタブから「詳細設定」をクリックします。

送信メール、受信メールともに「このサーバーはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要」にチェックをつけます。

次にサーバーのポート番号を、送信メールは「465」、受信メールは「995(IMAPなら993)」に変更します。

設定し終えたら「適用」をクリックしてから「OK」で変更が反映されます。

最後にメールの送受信を行い、問題なければ作業完了です。

今回のまとめ

「OCN」でメールのSSL対応が必須となった2019年を思い出しますね。

あの時も「突然メールが使えなくなった！」と電話が何件も入り、一件一件訪問して対応したことを覚えています。

一度メールをSSL対応させれば後は今までと変わらず使用できるので、メールが突然使えなくなってお困りの方はこの記事を参考にしていただければ幸いです。

それではまた次の記事でお会いしましょうー！

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