【Windows11対応】各Windowsのサポート期限はいつまで?延長サポートが切れた場合のリスク
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みなさんこんにちは。ふくしまクラウドの編集長(@fkc_door)です。
Windowsって、いつの間にか新しいOSが誕生して、前のバージョンと並行してサポートしていくのでいつサポートが切れるのか分かりづらいですよね。。
2020年には「Windows7」がサポート終了して、多くの企業が「Windows10」搭載のパソコンに入れ替えました。「Windows10」は最後のWindowsと言われていて、アップデートを繰り返して常に最新版になっていくという話だったので、Windows10に変えればもう安心だ!というイメージが強くあったと思います。
そんな中、新しいOS「Windows11」が発表されて、Windows10のサポートも将来的に終了することになってしまいました。
そこで今回は、Windowsのサポートが切れたらどうなるのか、各OSのサポート期限がいつなのかを説明します。
目次
Windows10までのサポートについて
従来のWindowsサポートは「メインストリームサポート」と「延長サポート」の2種類存在しました。
「メインストリームサポート」の内容
マイクロソフトの製品は発売後、最低5年間のサポートが提供されます。
それが「メインストリームサポート」です。
■ メインストリームサポートで提供されるサポートの内容
・仕様変更、新機能のリクエスト
・セキュリティ更新プログラムのサポート
・セキュリティ関連以外の修正プログラム作成の新規リクエスト
・無償サポート ライセンス、ライセンスプログラムおよび、その他の無償サポート
・有償サポート インシデント サポート時間制サポート
メインストリームのサポートはかなり手厚い印象です。
Windowsをトラブルなく正常に使えるのは多岐に渡るサポートによって支えられていることが分かります。
「延長サポート」の内容
メインストリームサポートの期限が終了すると、さらに最低5年間の延長サポートが提供されます。
つまり、メインストリームサポートと延長サポート合わせて10年間もサポートしてくれるというわけです。
■ 延長サポートで提供されるサポートの内容
・セキュリティ更新プログラムのサポート
・【企業向けの一部のみ対象】セキュリティ関連以外の修正プログラム作成の新規リクエスト
・有償サポート インシデント サポート時間制サポート
メインストリームサポートでサポートされていた「仕様変更、新機能のリクエスト」「無償サポート ライセンス、ライセンスプログラムおよび、その他の無償サポート」が延長サポートでは対象外になっています。
発売から5年も経過すればOSはかなり安定してくるので、そこまで心配はいりません。
延長サポートでも「セキュリティ更新プログラム」は提供されるので、なにかトラブルがあった場合も安心です。
Windows11以降のサポートについて
Windows11から、「モダンライフサイクルポリシー」に従ってサポートが提供されるようになりました。
「モダンライフサイクルポリシー」に準拠する製品とサービスは、継続的にサポートが提供されます。
Windows11は大型アップデートとなる更新プログラムが年1回リリースされ、各バージョンのサポート期間は2年に設定されています。
古いバージョンのサポートが終了しても、新しいバージョンが2年サポートされるため、半永久的にサポートを受けることができるというわけです。
参考:マイクロソフト公式サイト「ライフサイクルに関する FAQ – モダン ポリシー」
https://learn.microsoft.com/ja-JP/lifecycle/faq/modern-policy
Windowsの延長サポートが切れることによるリスク
サポートの期限が切れるから新しいOSに移行しないと!とだけ言われても、あんまりピンとこないですよね?
車や家電だって、年数が経っても問題なく使えているし、更新ができなくなるだけで使い続けても問題ないんじゃない?という疑問が出ると思います。
では、Windowsの延長サポート期限が切れると一体どうなるのでしょうか。
Windows延長サポート期限が切れた場合のリスク
・セキュリティ更新プログラムの提供がされなくなる
・無償、有償サポート共に受けられなくなる
・マイクロソフトが提供する重要な更新を含むサポートが一切受けられなくなる
まとめると、セキュリティの更新が止まり一切のサポートがされません。
セキュリティの更新が止まるとなにが起きるのか?
OSに弱い部分が見つかり、簡単にウイルスが侵入できるようになっても放置されます。ウイルスも日々進化して新しくなっているため、セキュリティが古いと対処できなくなります。
ウイルスの種類によっては、パソコンが正常に動かなくなるだけでなく、個人情報を盗み出すものもあります。企業であれば取引先のメールアドレスや顧客リスト、パスワードなど重要な個人情報が入っています。個人でもWebサービスやSNSのIDやパスワードは重要な個人情報になります。
それらがウイルスによって流出して、悪意をもった第三者が不正に利用する可能性があります。
SNSの乗っ取り、顧客リストが流出して名前や住所が丸見え、クレジットカードの不正利用など、最近ニュースで耳にすることも増えてきました。決して他人事ではありません。
情報が流出すると、自分だけでなく他人にも迷惑がかかります。
サポート期間内であれば、アップデートで脆弱性の問題を解消、バグや動作の問題を解決してくれます。そうすることで常にセキュリティが最新になり、安心して利用することができます。
最悪の状況を回避するためにも、サポートが有効なOSを使うようにしましょう。
どうしてもサポート期限が切れたOSを使い続けたい場合
サポートの期限が切れることによるリスクを書いた後ですが、どうしても今もっているパソコンをそのまま使い続けたいという方は多いです。
理由は様々で、導入しているアプリケーションが最新のOSに対応していない、スペックが足りず最新のOSにバージョンアップできない、などなど・・・。
一番簡単な解決策は、インターネットに繋がないことです。端末が外部のインターネットに繋がらなければ、ウイルスが侵入する可能性は格段に低くなります。
各OSのサポート期限
最後に、各OSのサポート期限をまとめてみました。すでにサポートが終了しているOSは赤字にしています。
お役に立てれば幸いです。
Windows7のサポート期限
開始日:2009年10月22日
終了日:2020年1月14日 ※サポート終了済
Windows8のサポート期限
開始日:2012年10月30日
終了日:2016年1月12日 ※サポート終了済
Windows8.1のサポート期限
開始日:2013年11月13日
メインストリームサポート終了日:2018 年1月9日
延長サポート終了日:2023年1月10日 ※サポート終了済
Windows10のサポート期限
開始日:2015年7月29日
終了日:2025年10月14日
【随時更新】Windows11のサポート期限 ※バージョン毎
開始日:2021年10月4日
■ 各バージョンの開始、終了日(Home、Proエディション):
Version 21H2 開始日:2021年10月4日 終了日:2023年10月10日 ※サポート終了済
Version 22H2 開始日:2022年9月20日 終了日:2024年10月8日
Version 23H2 開始日:2023年11月1日 終了日:2025年11月11日
今回のまとめ
・サポートが終了したPCを使うと「マルウェアへの感染」「個人情報の漏えい」などのリスクがあり非常に危険
・Windows11は「モダンライフサイクルポリシー」により継続的なサポートが提供される
今回のまとめは以上の2点です。
それではまた次の記事でお会いしましょー!
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