「GIGAスクール構想」とは?学校で10ギガのネットワークを構築する理由を調査【簡単まとめ】

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皆様こんにちは!ふくしまクラウド編集部員のあかぺこです!

メタバースやらWeb3.0など新しいワードがどんどん誕生する現代社会・・・

(メタバースについては前回の記事をぜひ参照してくださいね♪)

生まれたときからすでにスマートフォンが存在している現代の子供たち。

デジタルネイティブと呼ばれる世代は当たり前のように情報端末を使いこなしています。

今の子供たちが社会に出ていく頃、はたしてどんな社会になっているのでしょうか?

そんな大人でさえも何だか想像できない未来を生き抜く子供たちに向けて、(少なくともあかぺこは想像できていません!(笑))全国の小・中学校で2020年からGIGA(ギガ)スクール構想が施行されています。

学校ではどのような教育が行われているのか、今回はそのGIGAスクール構想について調査してみました!

ICT教育って?GIGAスクール構想って???

まずGIGAスクールと検索すると必ずICT教育というワードが出てきます。

ICTとはInformation and Communication of Technologyの略で情報通信技術の略です。

普段よく聞くITとはInformation Technologyの略で情報技術の意味です。

ITがパソコンや通信機器などの情報を処理する技術の総称で、ICTはIT技術やネットワークを活用して情報や知識を共有することも含めたITよりもコミュニケーションを強調した名称だそうです。

SNSでコミュニケーションを取ることや、教育現場で先生がタブレット端末を活用して授業を発展させたりすることはまさにICTの活用ということになります!

国の政策であるこのGIGAスクール構想では、1人1台端末及び高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、多様な子供たちを誰一人取り残すことのなく、公正に個別最適化され資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現することを目標としています。

・・・何だか難しく聞こえますが、要は1人1台PCまたはタブレットが与えられ、それをみんなが一斉に使っても大丈夫なネット環境の整備を全国的に行うという事ですね!大変大がかりな事業です!

え?ということは、今の小中学生たちはタブレットまたはPCが無償で与えられているわけですね!

う ら や ま し い!(笑)

GIGAスクールのネットワークは将来に向けて10ギガ対応のLANケーブルが使われている!

GIGAスクール構想の特徴として、校内に張り巡らされているLANケーブルのカテゴリーが「6A」以上になっています。

CAT 6A(カテゴリー6A)のLANケーブルは通信速度は10Gbps分かりやすくいうと10ギガの速度です

現在主流の速度が1Gbps、1ギガなので比べると圧倒的な差があります。

なぜ10ギガの速度が必要なのでしょうか?

通信速度がより高速になることで、授業で動画の閲覧やソフトをインターネット上からダウンロードする必要が出てきた時に待ち時間が少なくなるため、スムーズに授業を進めることができます。

さらにインターネットを活用したリモート授業を行う際も遅延が発生しにくくなり、生徒の学びを邪魔しません。

ネットワークがより高速になって安定することは、ICT教育と非常に相性がいいことが分かりますね。

しかし、スイッチングハブ等ネットワーク機器は10ギガ対応になっていないので、今のところは1ギガの速度です。

あくまで将来の10ギガ時代に向けて、工事費用や人件費が非常にかかるLANケーブルだけ先に10ギガ対応にしておくという考えのようです。

10ギガ対応のネットワーク機器は2022年現在でもまだまだ高価なので、完全に10ギガに対応するのはまだまだ先の話というのが個人的見解です。

■ CAT6A LANケーブルの参考:

■ 10ギガ対応スイッチングハブの参考:

実際GIGAスクールってどうなっているの??

このGIGAスクール構想では国が製品を指名して端末を配布したわけではありません。

政府で推奨仕様を決め、それを元に各自治体が機器を手配、実施ということでした。

2020年以内の配布・環境整備を目指していたそうですが、令和2年度以内の納入完了が全自治体の97.6%ということなので、ほとんどの小中学校で環境整備は整っているようです。

ですが、実際に端末をどのように活用するか、また家庭に持ち帰ってよいのか、ID・パスワードの管理方法などは学校ごとにルールが違うようなのでICT教育の活用という部分ではばらつきがあるようです。

アカウント情報は家の鍵と同じくらい大事だということも子供たちには教えないといけないですね・・・

そんなGIGAスクール構想ですが、実際の活用事例としては下記のようなものがあります。

活用事例1「社会の授業でのグループ発表」

今までは模造紙などを使ってグループ発表していたが、PCを活用して資料を作成。

写真などを張り付けて、視覚的にも効果的な資料を作成できる。

発表時には電子黒板に映し出してクラスで共有しディスカッション。

活用事例2「算数の授業にて」

ワークシートなどの問題を一瞬で大量に配布することができる。

データからすぐにグラフが作成、また図形を動的に動かせる。

ワークに書き込みができ、修正でリセットもできるので何回でもやり直せる。

英語の授業であれば海外の学校と繋いでテレビ電話でコミュニケーションを取る、国語の授業であれば古文漢文の動画を見て、実際のリズムやイントネーションを聞くなど、タブレットを活用することで授業をより発展させることができるそうです!

今回のまとめ

今回はGIGAスクール構想について簡単にまとめてみました。

これでも日本のICT教育は海外からみると遅れをとっているそうです。

2020年から施行されたこのGIGAスクール構想で環境整備がぐっと進んだので、これからその環境をどう活用していくのかが課題のようです。

子ども達に負けないように、あかぺこも頑張りたいと思います!!!(笑)

おまけ

子どもたちは夏休み真っ盛りだと思いますが、ここ福島県福島市では「こむこむ館」にてプログラミング教室が定期的に行われている様ですよ♪

参考:

ITルーム月替わりワークショップ(令和4年8月) | こむこむ館 (f-shinkoukousha.or.jp)

それではまた次の記事でお会いしましょー!

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